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 科名・属名 : チャセンシダ科 チャセンシダ属
 特徴 :草丈15〜40cmの常緑性シダ。
 根茎は短く、斜上〜直立し、葉を叢生する。
 葉は1回羽状複生〜2回羽状中裂、葉身は披針形で先は鋭頭〜鋭尖頭、長さ(7.4-)13〜23(-28)cm、幅(1.7-)3.5〜5.2(-6.2)cm。側羽片は歪んだ平行四辺形で鋭頭、基部前側はやや耳形、後側はくさび形、長さ(1-)1.5〜2.3(-2.9)cm、幅(0.5-)0.8〜1.1(-1.4)cm、最終裂片の先端は鋭頭〜鈍頭、頂点側は歯牙縁、他は全縁。質は柔らかい革質で緑色。葉軸の羽片分岐点の基部に無性芽をつけることがある。
 葉柄は緑色〜褐色、長さ(2.5-)5.5〜9.6(-13)cm。鱗片は基部に多く、広披針形〜披針形で先は尾状、褐色、長さ(2.8-)4.1〜6.8(-9)mm、無毛。葉軸(中軸)の鱗片は背軸側の軸上にある。
 分布・生育地 :本州(関東地方以西)〜九州(屋久島まで) (国外:中国、台湾、インドシナ、南アジア)
 山地の湿ってコケに被われた岩上
 撮影月日・場所 :上・全体1 2019年11月13日  静岡県浜松市
 中上・全体2、以下全て    同  上
 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック)
 撮影記 :林道から深い沢に下り、沢を渡って枯れ沢に取り付いた。
 急斜面を登り始めて直ぐ、湿った岩場にこのシダが点々と生えていた。
 今日の目的は、このシダとオクタマシダとの雑種、親の一つなのでしっかり撮影した。
 以前群馬県でも見ていたが、ここの株の方が裂片の切れ込みが大きいように思えた。
  
 その他のシダ
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