オクタマシダ(奥多摩羊歯)

Asplenium pseudo-wilfordii


オクタマシダ

  • 科名・属名

  •  チャセンシダ科 チャセンシダ属

  • 特徴

  •  草丈20〜35cmの常緑性シダ。
     根茎は岩や樹幹に着生し葉は叢生する。
     葉身は広披針形〜狭五角形で、2〜3回羽状複葉、長さ10〜25cm。葉身の幅はほぼ並行的で基部は狭くならず、先端は鋭尖頭、終裂片はクサビ形で、2〜3回斜めに切れ込むか鋸歯がある。質はやや厚くて革質、葉表には溝がある。葉柄は10〜15cm。
     胞子嚢群は裂片につき、線形でやや長く約5mm。

  • 分布・生育地

  •  本州(福島県以西)、四国、九州(宮崎県)
     山地の岩上、樹幹に着生

  • 撮影月日・場所

  •  2010年5月4日  静岡県浜松市
     中・胞子嚢群 2009年8月15日   同 上
     下・葉表    同  上

  • 撮影記

  •  アオガネシダに似ているが、羽片の切れ込みが浅く、葉は細くて両側が並行になる。また、トキワシダに比べると、全体やや大型で羽片の切れ込みが深く、葉軸上に無性芽を生じないなどが違いである。
     どこでもあるシダではないが、静岡県西部の奥深い山中では、樹幹や岩上に点々と自生している姿を見ることができた。
     やや並行的に伸びる葉身はすっきりした感じで、観賞用に採取されるというのが理解できるような気がした。

    その他のシダ
胞子嚢群

葉表