
|
- 科名・属名 : ウラボシ科 カラクサシダ属
- 特徴 :
草丈4~7cmの冬緑性シダ。
根茎は長く匍匐し、径(0.4-)0.5~0.7(-0.9)mmと細く、黄褐色の多細胞毛が密にあり、鱗片は早落性、披針形で黄褐色。
葉は2回羽状中裂~深裂、葉身は卵状長楕円形で鈍頭、長さ(1.9)2.6~3.3(-3.4)cm、幅(0.9-)1.1~1.5(-1.9)cm。側羽片は(5-)6(-7)対あり、広卵形~卵状長楕円形、長さ(0.5-)0.6~0.7(-0.9)cm、幅(0.3-)0.5~0.6(-0.7)cm、先は円頭~鈍頭で、縁は全縁。質は硬めの紙質で緑色~深緑色、両面に黄褐色~褐色の多細胞毛がある。
葉柄は淡緑色、長さ(1.1-)1.5~2.3(-3.1)cm。鱗片はなく、全体にやや密に淡褐色~褐色の短い多細胞毛がある。
胞子嚢群は裂片の頂点側から中肋上につき、長楕円形で長さ(1.3-)1.7~2.3(-2.9)mm、脈上から中肋まで分岐して長く伸びるため裏面全体についているように見える。
- 分布・生育地 :
北海道~九州 深山の岩上、樹幹の湿ったコケの中
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2013年2月28日 東京都八王子市 中上・全体2 2013年4月7日 島根県安来市 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中下・葉(表) 2013年2月28日 東京都八王子市 下・胞子嚢群 同 上
- 撮影記 :
深山の岩上、樹幹の湿ったコケの中に生える小さなシダで、コケに埋もれていると気がつきにくい。
あると教えられた場所でも、見つけるのに時間が掛かった。さらに、同じくコケの中に生えるイワトラノオの小さな株と似ていて大分苦しめられた。
両者の違いは、このシダの葉の表面には毛が生えることや、胞子嚢群が葉裏全体につくような感じであることで見分ける。
夏の終わり頃に芽を出し、冬に緑の葉を広げて次の夏に枯れるという性質があるが、春はシワシワの状態であることが多く、冬緑性のシダである。
以前はホウライシダ科とされていたが、このごろではウラボシ科に分類されるようだ。
その他のシダ
|