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- 科名・属名 : ウラボシ科 マメヅタ属
- 特徴 :
草丈1〜5cmの常緑性シダ。着生。
根茎は長く這い、不規則に分岐し、褐色〜暗褐色の鱗片を疎らにつける。
葉は単葉で2形、栄養葉は円形〜楕円形、普通長さ1〜2cm、幅1〜1.5cm。胞子葉は線形〜へら形、長さ2〜6cm、幅2〜5mm。質は厚く、やや肉質、表面はやや濃緑色。葉柄は長さ1〜2(-4)mm、緑色〜わら色で鱗片をつける。
胞子嚢群は胞子葉の中肋の両側に縦に伸び、線形で若い時は鱗片に覆われる。
- 分布・生育地 :
本州(東北地方南部)〜沖縄 (国外:朝鮮(南部)、中国、台湾) 岩上、樹幹に着生
- 撮影月日・場所 :
2007年2月10日 神奈川県逗子市 中 2017年3月5日 静岡県熱海市 (上、中は拡大写真あり、写真をクリック) 下・胞子嚢群 2007年2月10日 神奈川県逗子市
- 撮影記 :
本州などでは最も良く見かけるシダの一つで、岩上や樹幹に着生しているが、民家近くでも石垣などにくっついているのを良く見かける。
葉は2形で、写真で岩の表面にくっつくように円い葉を広げているのが栄養葉、幟を立てたように立ち上がっているのが胞子葉で、裏面に胞子嚢群がビッシリとついている。
以前、シダにまだ興味のなかった頃、マメヅタランの撮影に出かけ、このシダと見間違えてガッカリした記憶が今でも鮮明だ。
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