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- 科名・属名 : ウラボシ科 ヒトツバ属
- 特徴 :
草丈5〜15cmの多年草。着生
根茎は長く這い、細くて密に鱗片をつける。
葉は単葉、葉身は線状披針形で長さ5〜15cm、幅3〜5cm。
胞子嚢群は円形、中肋の両側に1〜2列に並び、包膜はない。
ビロードシダの変種とされ、鱗片の色が基本種より明るく、あまり反り返らない点が異なるとされる。
しかし、まだ研究が不十分で広義のビロードシダとして区別しない考え方もある。
- 分布・生育地 :
沖縄 (国外:台湾、中国(南部) 日当りや風通しのいい岩場に着生
- 撮影月日・場所 :
上・全体 2011年9月15日 沖縄県国頭郡 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 下・胞子嚢 同 上
- 撮影記 :
下から風が吹き上がってくる絶壁の石灰岩の岩場、その上部に張り付くようにこのシダが着生していた。
環境庁の「レッドデータブック2014」では、絶滅危惧TA種(CR)とされているが、特徴の欄にも記したように、研究が不十分で広義のビロードシダに含めるとする考えもある。
しばらく振りに見つかった当時は、手で触れるような場所にも生えたいたようだが、その後採取されたようで、私の訪れた時は、ロープで吊り下がらなければ近づけない場所にしか見られなかった。
従って、違いとされる鱗片のアップは撮れず、胞子嚢群の写真も粗い写真しか載せることができなかったのが残念だ。
その他のシダ
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