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- 科名・属名 :
ヤブレガサウラボシ科 ヤブレガサウラボシ属
- 特徴 :
草丈0.5〜1.5mの常緑性シダ。
根茎は長く匍匐し、径(5.9-)7.3〜9.1(−10.9)cm、根茎の背側に葉を隔生する。
葉は単葉、葉は扇形〜うちわ形、長さ(-18)25〜33(-41)cm、幅(28-)35〜41(-45)cm。2全裂し裂片はさらに掌状に深裂、最終裂片は鋭頭で縁は不規則な鋸歯縁。質は革質、表面は緑色〜黄緑色、光沢があり、裏面は白色を帯びる。
葉柄は黄緑色〜赤褐色、長さ(39-) 55〜78(-100)cm。鱗片は基部のみつき、狭披針形で茶褐色〜黒褐色。
胞子嚢群は小さく点状で、葉身の基部から辺縁に向けてほぼ全面につき、円形で0.8〜1(-1.1)mm。
- 分布・生育地 :
沖縄(石垣、西表島) (国外:中国、台湾、東南アジア、オーストラリア、南太平洋) 山地の林下、林縁
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2004年3月28日 沖縄県石垣島 中上・全体2 2004年1月25日 沖縄県西表島 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中下・葉表 2019年5月8日 同 上 下・胞子嚢群 2007年4月29日 同 上
- 撮影記 :
斜面にヤブレガサを大きくしたような光沢のある葉が繁っている。これがシダだとは思えない。
八重山諸島(石垣、西表島)の林縁や林下に生えるこのシダ、観光コースでもカンピレーの滝に行く途中、遊歩道際に群生してる場所があるので、気をつけていれば見つけられるだろう。
南方系のシダには本州の感覚では想像できないようなシダがあり、シダに興味がなくてもついカメラを向けたくなる。
大きいものは身の丈ほどもあるが、胞子嚢(ソーラス)は小さく、葉裏に全面についている。
その他のシダ
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