ナガバイナモリ(長葉稲森)

Ophirrhiza japonica var. tashiroi


ナガバイナモリ群生

  • 科名・属名
  • : アカネ科 サツマイナモリ属

  • 特徴

  •  草丈15〜50cmの多年草。
     茎は分枝し、基部はしばしば木質化する。
     葉は長楕円状倒披針形〜線状倒披針形で、長さ8〜15cm、幅1〜3cm。両面無毛。
     花は茎頂に集散花序をつくり、1cm程度の小花柄の先に数個の花をつける。
     花冠は白色、漏斗状で長さ1.5〜2.5cm程度。先は5裂し、内面には白毛が密生する。
     本州〜沖縄に分布するサツマイナモリの変種で、葉が細く長い。

  • 分布・生育地

  •  沖縄(石垣島、西表島) 沢沿い

  • 花期
  • : 10〜3月

  • 撮影月日・場所

  •  2004年12月11日 沖縄県西表島
     中 2003年12月14日 同 上
     アップ 2003年12月12日 沖縄県石垣島

  • 撮影記

  •  12〜2月は真冬、本土の花見人にとっては、1年間の写真・記録の整理や疲れた身体や財布を休ませる、ある意味貴重な時期だ。
     ところが、この時期八重山諸島に出かけるとこんな花が咲いている。サツマイナモリの変種で、葉が長く茎が木質化するという特徴があり、日本では石垣、西表島のみに分布している。
     そのうえ、シマアケボノソウなど、この時期しか見られない花がいくつもある。
     そんなわけで、一度南の島に出かけるとすぐにまた行きたくなってしまう。何度でも行きたくなるし、土日の2日間で出かけようかとさえ思う。財布だけが唯一のブレーキ役だ。

    同じ科の仲間の花
ナガバイナモリ

花アップ