|
- 科名・属名 : アカネ科 アカネ属
注. APG分類では、学名(R. chinensis f. mitis)
- 特徴 :
草丈30〜60cmの多年草。
茎は直立し、無毛。匍匐する地下茎がある。
葉は4個輪生、葉身は卵形〜広披針形、長さ6〜10cm、幅2〜5cm。先は鋭く尖り、基部は円形〜浅い心形。質は紙質、無毛かごく疎らに毛がある。葉柄は長さ0.5〜2cm。
花は茎の先や葉腋に集散花序となり、まばらに多数の花をつける。花冠は杯状、緑緑白色で、直径3〜4mm、先は4〜5裂し、三角形〜卵形、長さ1.5〜2mm、平開する。萼は鐘形、萼筒は無毛、長さ径とも0.8〜1mm、裂片は発達しない。雄しべは5個。
果実(液果)は球形、径4〜6mm、黒熟する。
- 分布・生育地 :
北海道〜九州 (国外:朝鮮、中国(東北部) 山地の林内
- 花期 : 5〜7月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 1994年6月4日 山梨県中巨摩郡 中上・全体2 2023年6月24日 長野県小県郡 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中下・花序 1994年6月4日 山梨県中巨摩郡 左下・花 2023年6月24日 長野県小県郡 右下・葉 同 上
- 撮影記 :
かってはホテイアツモリソウやキバナノアツモリソウを求めてよく出かけたこの山、その後乱獲や盗掘ですっかり面影がなくなったと聞いて出かけることはなかった。
ただ、この山にしか知られていない花もあり、久しぶりに出かけた。
残念ながら目的の花は果実になっていたものの、この花に出会った。
オオキヌタソウの名前のようにキヌタソウによく似ているが、本種の葉には葉柄があるので区別でき、また属も異なっている。
同じ科の仲間の花
|