(サツマルリミノキ)(薩摩瑠璃実の木)

Lasianthus japonicus f. satsumensis


サツマルリミノキ

  • 科名・属名 : アカネ科 ルリミノキ属
     注.APG分類では、学名(L. japonicus var. japonicus f. satsumensis)

  • 特徴 :
     高さ1〜2mの常緑低木。
     枝や葉には毛がある。
     葉は対生、葉身は長楕円形〜狭長楕円形、長さ7〜15cm、幅2〜4cm。先は尾状に鋭く尖り、基部は鋭形、全縁。質はやや厚い革質で表面にはツヤがあり、表面は無毛で、裏面は毛がある。葉柄は長さ5〜15mm。托葉は三角形で先が尖り、長さ1〜1.5mm。
     花は葉腋から出た短い花序に2〜4個つく。花冠は高杯形、白色、長さ約1cm、先は5裂し、卵形で先はやや鈍く、長さ約4mm、外面無毛で内面には軟毛が密生する。萼は鐘形、長さ約2mm、先はやや開いて浅く5裂し、裂片は広三角形で、先が短く尖り、外面や縁に短毛が散生する。
     果実(液果)は球形、径約6mm、先に短い萼裂片が残り、11〜12月に瑠璃色に熟す。
     ルリミノキの品種で、枝や葉に毛が多いのが特徴。

  • 分布・生育地 :
     本州(東海地方、紀伊半島、中国地方)、四国、九州、沖縄(沖縄島) (国外:中国(南部)、台湾
     林内

  • 花期 :   5〜6月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体 2021年5月25日  大分県佐伯市
     (上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中・花、以下全て    同  上

  • 撮影記 :
     ルリミノキの品種で枝の毛が残り、葉裏の毛が多いのが特徴である。
     大分県佐伯市の神社社叢で咲き始めていて、近くにはミサオノキも咲いていた。

  • 葉(表)

    葉(裏)

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花

枝