シマザクラ(島桜)

Hedyotis grayi



  • 科名・属名
  • : アカネ科 シマザクラ属

  • 特徴

  •  高さ1〜2mの常緑低木。
     葉は対生し、長楕円形〜狭長楕円形で、長さ3〜9cm、幅1〜3cm。先は鋭形で全縁。質は革質で薄く、表面は青緑色を帯び裏面は淡い黄緑色。葉柄は1〜5mmと短い。
     花は枝先に集散花序となって多数つき、花冠は淡紫色、径約1cm、深く4裂する。裂片は線形。
     果実(刮ハ)は倒円錐形の萼筒の先に突出し、長さ4〜5mm。

  • 分布・生育地

  •  小笠原列島(固有)  林内、林縁

  • 花期
  • : 7〜9月

  • 撮影月日・場所

  •  2011年6月27日 東京都小笠原
     下・花   同 上

  • 撮影記

  •  小笠原列島には他に類縁の種をを見ない特殊な植物が多数ある。
     この花もその一つで、ソナレムグラハシカグサと同じフタバムグラ属の、しかも木本であるとは思いもしなかった。
     小笠原にはこの属の花が他にも2種類分布しているが、この花以外は個体数が少なく、花の終わったマルバシマザクラを2株見かけただけだった。

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花