ホウヨカモメヅル(豊予鴎蔓)

Vincetoxicum hoyoense


ホウヨカモメヅル1

  • 科名・属名
  • : ガガイモ科 カモメヅル属

  • 特徴

  •  草丈2mのつる性の多年草。
     普通、茎の上部はつる状になって伸びる。
     葉は対生し、長円形〜卵状楕円形で、長さ4〜8cm、幅3〜5cm。大きい葉では基部が心形になる。質はやや厚く、少し光沢がある。
     花は葉腋から出る総花柄の先に散状に数個つき、濃紫色で径約1cm。花冠裂片はやや長い。

  • 分布・生育地

  •  四国〜九州  海岸の崖地、岩礫地

  • 花期
  • : 6月

  • 撮影月日・場所

  •  2010年6月12日 大分県
     中、下・花   同 上

  • 撮影記

  •  この辺りにあるのはクロバナイヨカズラと聞いていたが、海岸近くの岩場や林下に生えていたこの花は、花は確かに紫褐色で葉にやや光沢があるものの、つる状に伸びた姿や葉の形もイヨカズラとは感じが違っていた。
     それに、クロバナというぐらいなら、近くにイヨカズラがあってもおかしくないのに、イヨカズラを見かけることはなかった。
     帰ってネットで調べると、2004年にイズカモメヅルと同時に発表されたこの花が見つかった。
     特徴は、葉が長円〜卵形で、基部が心形、花冠裂片が長いことが特徴らしいが、まさにその通りの花であった。分布は豊予海峡を挟む、四国の高知、愛媛、九州の大分、宮崎県らしい。
     日本の植生は細かく調べ上げられているが、近年になっても新しい種が見つけられるのは驚きだ。

    同じ科の仲間の花
ホウヨカモメヅル2

花