シロバナカモメヅル(白花鴎蔓)

Cynanchum sublanceolatum var. macranyhum


シロバナカモメヅル1


  • 科名・属名 : ガガイモ科 カモメヅル属
     注.APG分類では、キョウチクトウ科(APOCYNACEAE)、カモメヅル属(Vincetoxicum)、学名(V. sublanceolatum var. macranyhum)

  • 特徴 :
     つる性の多年草。
     コバノカモメヅルの変種。
     葉は長さ5〜13cm、幅1.5〜3cmと大型で鋭尖頭であることや、
     花が白色で12〜20mmとやや大きいことが異なる。
     分布も北寄りとなっている。

  • 分布・生育地 :
     本州(近畿地方北部以東)〜北海道 (国外:日本固有)
     山地の湿り気のある林縁、草地

  • 花期 : 7〜9月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体 2008年8月3日  群馬県尾瀬ヶ原
     中上・全体2 2023年9月17日  山形県天童市
     (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中・花序 2008年8月3日  群馬県尾瀬ヶ原
     中下・花 2023年9月17日  山形県天童市
     左下・果実(袋果)、右下・葉    同  上

  • 撮影記 :
     花の色から、初めはコバノカモメヅルの変種であるアズマカモメヅルと思っていた。
     データ整理を兼ねてこれまで撮影したフィルム写真のチェックや再同定をしていた時、葉の形や大きさなどから本種であることに気がつきアップすることにした。
     尾瀬ヶ原の林縁で見かけて以来長いこと出会っていなかったが、山形県の池の縁で15年振りに出会い、今度は果実もついていた。

  • 葉

    同じ科の仲間の花
シロバナカモメヅル2

花序

花

果実(袋果)