|
- 科名・属名 : ゴマノハグサ科 コゴメグサ属
注.APG分類ではハマウツボ科、学名(OROBANCHACEAE)、属名以下変わらず
- 特徴 :
草丈10〜20cmの半寄生の1年草。
茎は直立または斜上して枝分かれする。
葉は卵状長楕円形で、鋸歯の先端は細く伸びない。
花は上部の葉腋ごとに1花つき、花冠は唇形、白色で紫色の筋があり、長さ8〜9mm。下唇は上唇の2倍の長さがあり、中央に黄斑がある。
果実(刮ハ)は倒卵形で長さ5mm、幅2.5〜3mm。
- 分布・生育地 :
本州(関東南部〜東海地方) (国外:日本固有) 山地の草原
- 花期 : 8〜10月
- 撮影月日・場所 :
1994年10月10日 静岡県伊豆半島 中上 2015年9月5日 静岡県熱海市 中下・花1 1994年10月10日 静岡県伊豆半島 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 下左・花2 2015年9月5日 静岡県熱海市 下右・葉 同 上
- 撮影記 :
伊豆の名の通り、箱根・伊豆周辺と静岡県西部に分布する。
葉が卵状楕円形、鋸歯が細く伸びないのが特徴で、山地の草原に生え、尾根筋の登山道際や他の草の少ないところに比較的まとまって生えていた。
花のアップを見ると、下唇の真ん中の黄色の斑紋が可愛い。
比較的遅い時期に花の盛りを迎え、撮影に出かけた伊豆の山もススキが盛りで、花はシロヨメナやノコンギクといったキクの仲間がほとんどだった。
今回、撮影済みの種類を整理していて、コゴメグサ属のカバー率が低いことに気がついた。今後の課題だ。
同じ科の仲間の花
|