キタヨツバシオガマ(北四葉塩竈)

Pediculasis chamissonis var. hokkaidoensis


キタヨツバシオガマ

  • 科名・属名 :
     ゴマノハグサ科 シオガマギク属
     注.APG分類ではハマウツボ科(OROBANCHACEAE)

  • 特徴 :
     草丈20〜60cmの多年草。
     葉は普通5〜7枚が輪生し、2〜5段になってつく。葉身は長楕円状披針形で長さ3〜7.5cm、幅1〜3.5cm。羽状に全裂し、裂片は披針形でさらに深裂する。
     花は長い花序となって7〜12段つき、花は赤紫色で上唇の先がくちばし状に細く尖る。花序には細毛が密生する。
     別名 ハッコウダシオガマ

  • 分布・生育地 :
     北海道〜本州北部(飯豊山以北)
     高山帯の草原

  • 花期 :   7〜8月

  • 撮影月日・場所 :
     1979年7月28日 北海道大雪山
     中・群落    同  上
     (中は拡大写真あり、写真をクリック)
     下・葉    同  上

  • 撮影記 :
     ヨツバシオガマに似ていて、花序が長く花が沢山段になってつく。
     これまで同一種とされていたが、飯豊山以北の高山帯の草原に咲くヨツバシオガマは、全てこの種とされているようだ。
     写真は大雪山で、群生して咲いていることが多い。
     礼文島にはさらに大型で花つきの良いレブンシオガマ(var.rebunensis)がある。

  • 同じ科の仲間の花
群落

葉