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- 科名・属名 : ゴマノハグサ科 クワガタソウ属
注.APG分類では、オオバコ科(PLANTAGINACEAE)
- 特徴 :
長さ10〜30cmの2年草。帰化。
茎は基部から分枝して斜上し、白い軟毛が疎らに生える。
葉は下部では対生、上部では互生し、葉身は卵円形、長さ幅とも0.5〜1.5cm。先は円くて先端がやや尖り、基部は切形、縁には1〜4個の大きな鋸歯があり、先は尖る。両面とも毛が散生する。葉柄は長さ0.5〜2cm。
花は葉腋ごとに1花つけ、花冠は純白色で基部のみ少し黄色を帯び、皿形で深く4裂、径6〜7mm。萼は基部まで4裂し、裂片は卵形で長毛が散生する。花柄は細く、長さ1〜2cm。
果実(刮ハ)は横に広い扁平な球形、先が凹み、径約6mm。
- 分布・生育地 :
栽培逸出(南ヨーロッパ原産) 市街地の空地、道端
- 花期 : 3〜4月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2018年3月18日 東京都多摩市 中上・全体2 同 上 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中下・花、左上・葉、左下・茎 同 上 左下・果実 2018年4月13日 同 上
- 撮影記 :
首都圏の3月、まだ野の花の時期には少し早い。以前この時期に撮影したフラサバソウを撮り直ししようと出かけた。
今回は別の道を通って向かうと、広い道路際の植込みの下や空地に白花のオオイヌノフグリを見つけた。
珍しいと思って撮影しながらよく見ると、何となくオオイヌノフグリとは違うし、辺りにも同じ白い花が沢山生えている。
帰って調べると、東京都の小石川植物園で栽培されていた南ヨーロッパ原産の花で、これが東京都内に逸出したらしいが、まだあまり広がっていいないと記されていた。
確かに近くの市街地は色々な場所を歩いたが、他では見たことがない。
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