ルリトラノオ(瑠璃虎の尾)

Pseudolysimachion subsessile


ルリトラノオ1


  • 科名・属名 : ゴマノハグサ科 ルリトラノオ属
     注.APG分類ではオオバコ科(PLANTAGINACEAE)、クワガタソウ属(Veronica)、属小名以下変わらず

  • 特徴 :
     草丈1m程度の多年草。
     葉は対生、葉身は卵形〜広卵形、長さ7〜12cm、幅2.5〜6cm。先は尖り、基部は円形、縁にはとがった鋸歯がある。表面は無毛で裏の脈上に短毛が散生する。葉柄はほとんどない。
     花は茎の先や上部の葉腋から長さ10〜20cmの長い穂状の総状花序をだし、多数の花をつける。花柄は長さ1〜2mm、曲がった短毛が密に生える。花冠は上部が広く開いて4裂し、青紫色、筒部は長さ約1.5mm、上部の裂片は広卵形で先が円い。雄しべは2個。
     果実(刮ハ)は扁球形で先がややへこみ、長さ3〜4mm。

  • 分布・生育地 :
     滋賀県(伊吹山固有) (国外:日本固有)
     山地の草地

  • 花期 :  7〜8月

  • 撮影月日・場所 :
    上・全体1 1987年8月9日  滋賀県伊吹山
    中1・全体2    同  上
    中2・全体3 2025年828日    同  上
    (上、中1、中2は拡大写真あり、写真をクリック)
    中3・花序 1999年8月29日    同  上
    中4・花 2025年8月28日    同  上
    左下・果実(刮ハ)、以下全て    同  上

  • 撮影記 :
     伊吹山の山頂付近の草原に生え、遊歩道からでも容易に観察することができる。
     この山は石灰岩でできているため変わった植物が多く、他にもイブキコゴメグサイブキトリカブトなどこの山が分布の中心となる植物や、織田信長が薬草園を作っていた事の名残からキバナノレンリソウといった固有種もある。
     いずれにしても、花好きなら1度といわず2度3度訪れたい山である。
     しかし、二十数年ぶりに訪れた山は当時とは一変し、素晴らしかったお花畑はシカの食害で見る影もなく、金網で囲われた山頂部だけにわずかにその面影が残るだけになってしまった。
     全国各地でこのような鹿の著しい食害が見られる。鹿の駆除を真剣に考えないと植生が変わってしまい、簡単には元に戻らないのが心配だ。

  • 葉(表)

    葉(裏)

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ルリトラノオ2

ルリトラノオ3

花序

花

果実(刮ハ)