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 - 科名・属名 : ハマウツボ科 ハマウツボ属
  注.APG分類では、学名(O. minor var. minor)  
 - 特徴 :
  草丈15〜40cmの1年草。寄生。帰化。 
 茎は茶褐色か黄褐色で細く、短い腺毛が密生する。 
 鱗片葉は披針形で先が鋭くとがり、茶褐色で腺毛が生える。 
 マメ科のシロツメクサやキク科やセリ科の植物に寄生する。 
 葉は鱗片状で披針形、先は尖る。 
 花は茎の上部にまばらにつき、花冠は淡黄褐色で紫色の筋があり、長さ12〜15mm、裂片の先は不規則に切れ込む。萼は長さ約8mm、裂片の先は尾状に尖る。 
 果実(刮ハ)は卵形〜卵状楕円形。 
 全体が黄色になったものがあり、 
 ●キバナヤセウツボ(var. flava)(右上の写真)という。  
 - 分布・生育地 :
  帰化(ヨーロッパ、北アフリカ原産)(本州〜四国に帰化) (国外:中近東、アメリカ、アジアに広く帰化)  道端、草地  
 - 花期 : 5〜6月
  
 - 撮影月日・場所 :
  上・全体2 1993年6月5日  千葉県清澄山  中上・全体2(群生) 2015年5月5日  埼玉県所沢市  中中・全体3 2024年5月2日  東京都八王子市  (上、中上、中中は拡大写真あり、写真をクリック)  中下・花序 2004年5月9日  栃木県渡良瀬  左下・花 2024年5月2日  東京都八王子市  右上・キバナ 1993年6月5日  千葉県清澄山(右上は詳細写真あり、写真をクリック)  右下・茎、鱗片葉 2024年5月2日  東京都八王子市  
 - 撮影記 :
 
 植物というよりキノコといった感じの姿で、知らない人や初めて見る人は、喜ぶというよりびっくりするだろう。 
 ヨーロッパから北アフリカ原産の帰化植物で、関東や近畿地方に帰化している。 
 シロツメクサなどに寄生していることが多く、写真でも、一緒にシロツメクサの花が写っている。 
 寄生する花が花だけに、道路端や堤防上など人気を感じるところに多い。 
 2015年、埼玉県の貯水池の堤防で大群落を見た。幅20m、長さ50m以上にわたって一面この花が生え、所々にキバナヤセウツボが混じっていた。  
 
  
 
  
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