ホルトカズラ(ほると蔓)

Erycibe hennryi


ホルトカズラ1

  • 科名・属名
  • : ヒルガオ科 ホルトカズラ属

  • 特徴

  •  長さ3〜10mの常緑藤本。
     葉は互生し、楕円形で長さ5〜20cm、幅2〜6cm。革質で全縁、先は尖り、両面とも無毛。葉柄は5〜20cm。
     花は葉腋や葉腋から出る短い枝に円錐花序となって多数つき、花冠は白色で漏斗形、径約1cm。先は5深裂し、裂片は倒広三角形で先は2裂する。
     果実(液果)は楕円形で長さ約2cm、黒熟する。

  • 分布・生育地

  •  九州(大隈半島)〜沖縄  林内、林縁

  • 花期
  • : 6〜7月

  • 撮影月日・場所

  •  2013年6月27日 沖縄県国頭郡
     中、下左・花   同 上
     下右・葉   同 上

  • 撮影記

  •  ヒルガオ科といえばアサガオのようにつる性の草本を思い浮かべる。
     この科は草本ばかりと思っていたが、木本(藤本)の植物があると知った。図鑑によると世界では60種程度が知られているようだが、日本ではこの1種だ。
     そんな花をぜひ見たいものだと思い、梅雨明けして夏の太陽が照りつける沖縄に出かけた。
     一歩歩くだけで汗が吹き出る山道を登りたどり着いた尾根の岩場でこの花が咲いていた。
     知らなければとてもヒルガオ科の植物とは思えない花だった。
     和名のホルトとはポルトガル語ではオリーブのことのようであるが、どこか似ているのだろうか?

    葉

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ホルトカズラ2

花