ケイワタバコ(毛岩煙草)

Conangron ramondioides var. pilosus


ケイワタバコ1


  • 科名・属名 : イワタバコ科 イワタバコ属

  • 特徴 :
     草丈10〜30cmの多年草。
     イワタバコの変種で、花茎、萼片、葉の裏面などに軟毛があるのが相違点。
     花は濃赤紫色〜紫色で、花期も少し早い。

  • 分布・生育地 :
     本州(関東〜近畿地方) (国外:日本固有)
     日陰の岩壁

  • 花期 : (5〜)6〜7月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体1 1984年7月1日  神奈川県鎌倉市
     中上・全体2 2024年5月25日    同  上
     (上、中1は拡大写真あり、写真をクリック)
     中2・花序    同  上
     中3・花1 1984年7月1日    同  上
     中4・花2 2021年6月24日 千葉県富津市
     左下・萼 2024年5月25日  神奈川県鎌倉市
     右上・葉(表)    同  上
     右中・葉(裏) 2021年6月24日 千葉県富津市
     右下・茎 2024年5月25日  神奈川県鎌倉市

  • 撮影記 :
     イワタバコによく似ているが、茎や萼に毛が多いのが特徴で、萼(左下の写真)や茎(右下の写真)を見ても毛の多い感じがわかると思う。花期も1月ほど早い。
     関東では鎌倉の群落が有名で、この写真も鎌倉で撮影したものである。
     今でも覚えているが、この時、花仲間が早池峰山に出かけるとのことで誘いがあった。私は付き合っていた女性(後の妻)と、花見行の合間をぬってのデートを予定していたため、断らざるを得なかった。
     帰ってきた仲間から、当時はまだ未撮影だったトチナイソウを撮影したことを聞かされ、そっちに行けばよかったと後悔しきりだった。







  • 同じ科の仲間の花