セイヨウタンポポ×ヒロハタンポポ(西洋蒲公英×広葉蒲公英)

Taraxacum officinale × longeappendiculatum


セイヨウタンポポ×ヒロハタンポポ

  • 科名・属名
  • : キク科 タンポポ属

  • 特徴

  •  草丈10〜30cmの多年草。
     セイヨウタンポポヒロハタンポポとの雑種。
     ヒロハタンポポの総苞外片が密着しているのに対し、総苞外片が中途半端に開出する。

  • 分布・生育地

  •  本州(関東〜東海地方)  道端、空地

  • 花期
  • : 3〜5月

  • 撮影月日・場所

  •  2010年3月27日 静岡県焼津市
     下・総苞   同 上

  • 撮影記

  •  セイヨウタンポポが全国的に帰化しているため、各地で在来種との雑種が見られる。
     これまではあまり気にかけていなかったが、タンポポ属のアップを始めてからは注意するようになった。
     静岡県のある山、山頂の広場にヒロハタンポポがちょうど花盛りだった。
     近くにはセイヨウもあり、雑種があるのではないかと総苞を見ていくと、総苞外片が中途半端に開出し、先端に大きな突起のある花が見つかった。間違いなく雑種だ。
     しかし、在来種とセイヨウタンポポとのいろいろな雑種を、別の雑種としていいのだろうか?
     カントウ〜カンサイの在来種をニホンタンポポとしてまとめる考え方があり、それに従えば全て同じ雑種となるが・・・。

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