セイヨウタンポポ×カントウタンポポ(西洋蒲公英×関東蒲公英)

Taraxacum officinale × platycarpum


セイヨウタンポポ×カントウタンポポ

  • 科名・属名
  • : キク科 タンポポ属

  • 特徴

  •  草丈5〜30cmの多年草。帰化。
     セイヨウタンポポカントウタンポポの雑種。
     セイヨウの特徴は総苞外片が垂れ下がることであるが、雑種は総苞外片が開出するが垂れ下がらない。ただし、雑種の常で色々なタイプがある。

  • 分布・生育地

  •  本州(関東〜中部地方)  道端、空地

  • 花期
  • : 3〜6月

  • 撮影月日・場所

  •  2010年3月27日 東京都日野市
     下・総苞   同 上

  • 撮影記

  •  色々な文献を見ると、最近は純粋のセイヨウタンポポはほとんどなく、ほとんどが雑種となっていると書かれている。
     まだ風が冷たい3月末、咲き始めているタンポポを調べてみることにした。
     堤防上のタンポポは全てカントウタンポポだ。ならば、堤防下の車の多い道路脇はと見ると、総苞片が垂れ下がらず中途半端に開出する花が見つかった。
     カントウタンポポとの雑種は、アイノコセイヨウタンポポという仮称が付けられていることがあるが、この名では他地域にある在来種との雑種は何と呼べばいいのだろう。

    同じ科の仲間の花
総苞