カントウタンポポ(関東蒲公英)

Taraxacum platycarpum


カントウタンポポ1

  • 科名・属名
  • : キク科 タンポポ属

  • 特徴

  •  草丈15〜30cmの多年草。2倍体。
     根出葉は倒披針形で、長さ20〜30cm、幅2.5〜5cm。羽状に深裂するか欠刻がある。
     頭花は黄色で、径3.5〜4cm。総苞は開花時で1.5〜1.6cm、花後で1.7〜2cm、総苞外片は密着し、上部に角状突起がある。

  • 分布・生育地

  •  本州(関東〜山梨・静岡県)
     道端、草地

  • 花期
  • : 3〜5月

  • 撮影月日・場所

  •  2010年3月22日 東京都日野市
     中 1995年4月29日 千葉県四街道市
     下・総苞 2010年4月17日 東京都日野市

  • 撮影記

  •  関東地方でタンポポといえば、本来なら在来種のこの花が代表となるはずである。
     しかし、開発され尽くした東京などでは、帰化のセイヨウや最近ではアカミタンポポの勢力が圧倒的で、総苞片が反り返らず突起のあるこの花を見かけることは少ない。
     東京でも多摩地域になると、河川の堤防上や丘陵地では昔からのこの花を見ることができる。私の住んでいる日野市でも道路際は帰化種であるが、多摩川やその支流の堤防上はまだこの花の勢力下で、春先になると黄色の花を見ることができる。
     ただ、帰化種との雑種も増えてきていて、そのうち純系のこの花がなくなってしまうのではないかと心配である。
     また、最近の研究ではカントウ、ヒロハカンサイと分けられている在来種をニホンタンポポということで1種とする考え方もある。

    同じ科の仲間の花
カントウタンポポ2

総苞