アキバギク(秋葉菊)

Aster sugimotoi


アキバギク

  • 科名・属名
  • : キク科 シオン属

  • 特徴

  •  草丈40〜60cmの多年草。
     茎は普通直立するが、垂れ下がる場合もあり、短毛がある。
     根出葉は花時には枯れ、中部の葉は卵形で、長さ5〜8cm、幅3〜4cm。先は鋭尖頭または鋭頭、縁には大きな鋸歯があり、基部は切形で葉柄は2〜2.5cm、翼がある。
     頭花は白色で、径1.5〜2cm。総苞は筒状、総苞片は3列。
     別名 アキワギク、キヨスミギク

  • 分布・生育地

  •  本州(関東〜中部地方)
     山地の林縁、林下

  • 花期
  • :  10〜11月

  • 撮影月日・場所

  •  2005年11月12日 千葉県清澄山
     中上 2014年11月7日    同  上
     中下・花、以下全て    同  上

  • 撮影記

  •  菊=秋のイメージであるが、実際には夏の終わり頃から咲くものが多く、晩秋から咲き始めるという菊は、海岸に咲くものを除けばそう多くない。この花は山地に咲く菊で最も遅い時期に盛りを迎える。
     11月に訪れた千葉の山では、山陰にイズノシマダイモンジソウ、明るい陽だまりにこの花が今を盛りと咲いていた。
     和名のアキバは静岡県遠州地方にある秋葉山から付けられているが、生えている地域で別名も多く、それに従えば千葉県で出会ったこの花はキヨスミギクということになる。
     シロヨメナに似ているが、葉の基部が明確に葉柄状になり(葉柄がある)ことが違いとされている。

    葉1

    葉2

    同じ科の仲間の花
アキバギク2

花

総苞

茎