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- 科名・属名 : キク科 ハマグルマ属
注.APG分類では、アメリカハマグルマ属(Sphagneticola)
- 特徴 :
長さ2〜3mになるつる性の多年草。帰化。
茎は長く伸びてよく分枝し、節から根を出す。
葉は対生し卵形で、長さ3〜8cm。濃緑色で光沢があり、先端は鋭く尖り、縁に1つ大きく切れ込む鋸歯と小さな鋸歯がある。
頭花は枝先に1個つき、黄色で径2〜3cm。
- 分布・生育地 :
帰化(熱帯アメリカ原産) (国外:世界の亜熱帯〜熱帯域) 海岸
- 花期 : ほぼ1年中
- 撮影月日・場所 :
上・全体 2003年12月6日 鹿児島県川辺郡 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 中・花序 同 上 左下・花 2017年5月20日 鹿児島県屋久島 右下・葉 同 上
- 撮影記 :
薩摩半島の南端に晩秋の植物を撮影に出かけた時、道路際を一面に覆うこの花の群落に出会った。
初めはキダチハマグルマと思ったが、葉がやや細長く、途中の鋸歯の感じが変わっている。調べるとこの花とわかった。
自生のクマノギクによく似ているが、全体に大きく、葉が中央部で括れてほこ形になる点が異なる。
熱帯アメリカ原産の帰化植物で、沖縄ではグランドカバー(雑草などを押えるため植える地面を覆う植物)として利用されているが、各地に逸出し大群落を作っている。
グランドカバーなので丈夫なことはわかるが、それにしても帰化植物の生命力の強さにはあきれる。
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