アソタカラコウ(阿蘇宝香)

Ligularia fischeri var. takeyukii


アソタカラコウ1

  • 科名・属名
  • : キク科 メタカラコウ属

  • 特徴

  •  草丈80〜150cmの多年草。
     オタカラコウの変種で、花期が早く、葉に光沢がある。

  • 分布・生育地

  •  九州(阿蘇)  草原

  • 花期
  • : 6〜7月

  • 撮影月日・場所

  •  2009年6月27日 熊本県阿蘇
     中 1995年6月24日   同 上
     下左・花、下右・葉  同 上

  • 撮影記

  •  地図上でも確認しきれないような、細く、複雑に入り組んだ道の奥に、昔の阿蘇の風景を思い起こさせる光景が広がっていた。
     運よく梅雨の中休みの晴れの日、黄緑色に輝く草原と青空は気持ちも晴れやかにしてくれる。
     そんな草間から少し抜きん出て咲く黄色の花が見えた。オタカラコウによく似て花期が早く、変種となっているこの花だ。図鑑によれば葉に光沢があることが特徴らしい。
     草原の所々にある谷間にはマツモトセンノウ(ツクシマツモト)も咲き始めていて、素晴らしい秘密の花園だった。いつまでもこの花園がそのままであって欲しいと思った。

     十数年ぶりに同じ場所を訪れた。以前と変わらぬ草原が広がり、嬉しいことにこの花もマツモトセンノウも数が増えていた。

    葉アップ

    同じ科の仲間の花
アソタカラコウ2

花アップ