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- 科名・属名 : キク科 メタカラコウ属
注.APG分類では、学名(L. sibirica=ダッタンタカラコウと同一種)
- 特徴 :
草丈1.5〜2mの多年草。
根出葉がよく発達し、葉身は腎円形、長さ約25cm、幅約30cm。基部は心形、表面は光沢があり、脈に沿ってへこむ。茎や葉柄は紫色を帯びない。
頭花は径約6cm。花柄は長さ3〜5(〜7)cm、基部の苞葉は楕円形、長さ2〜3cm、縁に不規則な鋸歯がある。総苞は筒状鐘形、長さ13〜15mm、径8〜12mm、基部の苞は披針形。舌状花は7〜8個、舌状部は長さ15〜22mm、幅4〜5mm。筒状花の花冠は長さ11〜12mm。
果実(痩果)は長さ8〜9mm、黒色。冠毛は長さ10〜11mm、赤褐色〜汚白色。
オタカラコウに似ているが、群生せずに点在する、茎や葉柄が紫色を帯びるない、葉がやや小型で光沢がある、花期が早いなどが異なるとされる。
- 分布・生育地 :
九州(大分・熊本・宮崎県) (国外:日本固有(注.オタカラコウの変種という場合。ただ、ダッタンタカラコウと同一種との考え方があり、その場合の分布域は東アジア〜ヨーロッパ)) 湿り気のある草原やその周辺
- 花期 : 6〜7月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2009年6月27日 熊本県阿蘇 中・全体2 1995年6月24日 同 上 (上、中は拡大写真あり、写真をクリック) 左下・花(総苞)、右下・葉 同 上
- 撮影記 :
地図上でも確認しきれないような、細く、複雑に入り組んだ道の奥に、昔の阿蘇の風景を思い起こさせる光景が広がっていた。
運よく梅雨の中休みの晴れの日、黄緑色に輝く草原と青空は気持ちも晴れやかにしてくれる。
そんな草間から少し抜きん出て咲く黄色の花が見えた。オタカラコウによく似て花期が早く葉がやや小型で光沢があることなどが異なるとされている。
草原の所々にある谷間にはマツモトセンノウ(ツクシマツモト)も咲き始めていて、素晴らしい秘密の花園だった。いつまでもこの花園がそのままであって欲しいと思った。
十数年ぶりに同じ場所を訪れた。以前と変わらぬ草原が広がり、嬉しいことにこの花もマツモトセンノウも数が増えていた。

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