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- 科名・属名 : キク科 アザミ属
- 特徴 :
丈70〜150cmの多年草。
根出葉は普通花時には枯れるが、生育地によっては葉の残るタイプもある。
茎葉は卵形〜倒卵形、下部に大型でやや肉質のものがつき、刺があまり発達しないのが特徴である。
頭花は点頭または斜上し、紅紫色で径約3cm。総苞は椀形〜鐘形、総苞片は長く開出〜大きく反曲するものから、先端が短くて開出するものなど変異が多い。
花の白いものがあり、
● シロバナハチジョウアザミ(仮称)という。
- 分布・生育地 :
本州(伊豆諸島) (国外:日本固有) 常緑樹林内、林縁
- 花期 : 9〜11月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2004年10月10日 東京都八丈島 中上・全体2 2016年9月10日 東京都新島 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中下・花、総苞 同 上 下左・シロバナ 2004年10月10日 東京都八丈島 下右・葉 2016年9月10日 東京都新島
- 撮影記 :
伊豆諸島に分布するアザミで、この花に出会った八丈島では、内陸部の山道路際に咲いていた。
この花について詳しく調査した記録を見ると、八丈島では海岸部にハマアザミがあり、内陸部に生えるこの花と住み分けているようだ。
また、道路際で見た株は根出葉はあったが、林内などに生えるものは花時に根出葉は枯れるようだ。
総苞片もこの写真ではイガアザミのように長くて反曲しているが、短くて開出するものもあるなど、葉や花に変化の多いアザミである。
アザミを撮影した後林下に入ると、シュスラン類の咲き残りが見られた。
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