イガアザミ(毬薊)

Cirsium nipponicum var. comosum


イガアザミ

  • 科名・属名
  • : キク科 アザミ属

  • 特徴

  •  草丈50〜120cmの多年草。
     トネアザミ(タイアザミ)の変種で、草丈はやや低く、葉は光沢があり、刺は著しく長い。
     頭花は、花柄が短くて大きく、多数固まってつく。総苞は鐘形、総苞片は反り返るか開出する。
     トネアザミの海岸型とされているが、同種とする見解もある。

  • 分布・生育地

  •  本州(関東地方)  海岸

  • 花期
  • : 10〜11月

  • 撮影月日・場所

  •  2007年10月21日 神奈川県三浦半島
     下・花   同 上

  • 撮影記

  •  トネアザミ(タイアザミ)の変種で、関東地方の海岸に生えるアザミである。
     内陸に分布する植物が、海岸近くで草丈を小さくしたり、葉を厚く光沢のあるものに変化させ、別種とされるものが、ハマアキノキリンソウハマコンギクなど多数ある。
     ここでもその整理に従い変種としたが、トネアザミの変化の範囲として同一種とする見解もある。
     秋の海岸は夏ほど多くはないものの、こういう海岸型の植物が見られ、隠れた花見スポットである。

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花