ホソバガンクビソウ(細葉雁首草)

Carpesium divaricatum var. abrotanoides


ホソバガンクビソウ

  • 科名・属名
  • : キク科 ガンクビソウ属

  • 特徴

  •  草丈70〜100cmの多年草。
     茎は上部でよく分枝する。
     下部の葉は卵状長楕円形で、長さ約18cm、幅5cm。先は尖り、基部は円形で、翼のある柄に流れる。中部の葉は狭長楕円形。
     頭花は枝先に点頭し、黄色でガンクビソウより小さく、径5〜6mm。総苞は倒卵形、総苞片は4列で外片は短い。

  • 分布・生育地

  •  本州〜九州  山地の木陰

  • 花期
  • : 8〜10月

  • 撮影月日・場所

  •  1997年9月28日 東京都高尾山
     下・花   同 上

  • 撮影記

  •  ガンクビソウによく似ていて、花が少し小さい、葉が下部のものまで狭楕円形であることが違いとされている。
     ただ、フィールドでは、比較するものがなければわずか2mm程度の大きさの違いはわかりにくく、個体差もあって花だけでは判断しづらい。
     下の葉の形や基部が円形〜心形になっていないこと、花数がやや多いことなどを基準に判断したが、ノッポロガンクビソウと似たところもあり、自信をもって本種と言い切れない。近いうちに確実な花に差し替えたい。

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