フジバカマ(藤袴)Eupatorium fortunei |
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草丈1〜1.5mの多年草。古代の帰化。 茎の下部は無毛、普通緑色で、赤みを帯びることは少ない。 葉は対生し、長楕円形〜長楕円状披針形で、長さ8〜13cm。下部の葉は普通3深裂し、短い葉柄がある。 頭花は枝先に散房状に多数つき、淡紅紫色。総苞は長さ7〜8mm、総苞片は10個、2〜3列に並ぶ。小花は5個。 奈良時代に帰化(中国原産) 本州(関東地方以西)〜九州 川岸、堤防 1993年9月11日 茨城県水海道市 下 2005年9月23日 群馬県藤岡市 万葉集では秋の七草の一つにも数えられ、日本人にはなじみの深い花であるが、もともとは古い時代の中国からの帰化と考えられている。 しかし、この花の自生する場所が湿り気のある川岸などのため、開発などによって激減し、今ではレッドリストに挙げられるほど少なくなっている。 さらに、この花によく似たサワフジバカマという園芸種が逸出帰化し、ネットでもフジバカマとされる写真のいくつかに園芸種の花が載せられている。 サワフジバカマの茎が赤くなるのに対し、この花は普通赤みを帯びない(稀に赤くなるものもあるようだが)。また、サワヒヨドリとは、葉が大きく3裂することで見分けられる。 同じ科の仲間の花 |