イナムラヨモギ(稲村蓬)

Aetemisia princeps × momoiyamae


イナムラヨモギ1

  • 科名・属名 : キク科 ヨモギ属
     注.APG分類では、学名(A. indica var. maximowiczii ×A. momiyamae)

  • 特徴 :
     草丈50〜1mの多年草。
     茎は叢生し、下部からよく分枝する。
     ユキヨモギヨモギの雑種で、葉は緑〜灰白色で全裂するが、色や切れ込みや裂片の幅など両者の中間の形態となる。
     頭花は円錐花序に多数つき、径約2mm。

  • 分布・生育地 :
     本州(神奈川県) (国外:日本固有)
     海岸の岩場、草地

  • 花期 :   10〜11月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体1 1994年10月29日  神奈川県鎌倉市
     中上・全体2 2017年10月15日    同  上
     (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中下・花序、以下全て    同  上

  • 撮影記 :
     ユキヨモギヨモギの雑種のため、形態も一定しないため判断に苦しむ。
     湘南海岸のユキヨモギの自生地では純粋のユキヨモギは少なく、この雑種のほうが多いと言われている。
     最初に訪れた1994年はよくわからず撮影したが、久し振りに訪れた2度目の花見ではしっかりチェックした。
     しかし、ほとんどが雑種のうえ、変化が連続的なので今回も100%自信を持っての同定とはならなかった。
     ただ、葉や茎がユキヨモギほど白くなく、やや毛も少なく緑色に見えるものがあり、これを典型的な本種としてアップすることにした。

  • 葉表

    葉裏

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イナムラヨモギ2

花序

花