イズカニコウモリ(伊豆蟹蝙蝠)

Cacalia amagiensis


イズカニコウモリ

  • 科名・属名
  • : キク科 コウモリソウ属

  • 特徴

  •  草丈40〜60cmの多年草。
     茎は上部に縮れた毛がある。
     葉は普通2個、腎形で下の1個は、長さ12〜13cm、幅22cm。上の1個は、長さ7〜8cm、幅10〜12cm。葉には長い葉柄があり、歯牙縁で、その縁に細かい微鋸歯がある。葉の基部は深い心形。
     頭花は総状円錐花序に多数つき、小花は4〜5個、白色で長さ約11mm。総苞片は5個、

  • 分布・生育地

  •  本州(伊豆半島)  山地の林下

  • 花期
  • : 9〜10月

  • 撮影月日・場所

  •  1996年9月23日 静岡県伊豆半島
     下 2009年9月5日 静岡県伊東市

  • 撮影記

  •  伊豆の名を課すように伊豆半島に分布するこの花、伊豆にあるなら天城山で見つかるだろうと、出かける前からもう出会ったつもりでいた。
     天城山登山口から山頂を目指す。途中にはフクオウソウジンバイソウが見られるが、この花らしきものは見当たらなかった。
     それならと探す場所を変え、とある道路際の林下に入り込むと、やっと特徴ある2個の葉をつけたこの花が見つかった。思ったより標高の低い場所にあるようだ。
     花は白色であるが、すぐに茶褐色に変り、遠目には終わっているような、あまり見栄えのしない花だ。

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花アップ