カクダアザミ(角田薊)

Cirsium senumae


カクダアザミ

  • 科名・属名
  • : キク科 アザミ属

  • 特徴

  •  草丈1〜2mの多年草。
     根出葉は花時には枯れ、葉は茎の中部に集まり、楕円状披針形で長さ20〜30cm。葉の基部は茎を抱かず、縁は鋸歯のあるものから羽状に中裂するものまで色々ある。
     頭花は下向きに咲き、紅紫色で形2.5〜3cm。総苞片は反り返るか開出する。

  • 分布・生育地

  •  本州(新潟県)  林縁

  • 花期
  • :  9〜10月

  • 撮影月日・場所

  •  2014年9月23日  新潟県新潟市
     中・総苞、下・葉    同  上

  • 撮影記

  •  新潟県のある山にあるトウヒレンの撮影に出かけた。
     急な登山道をあえぎながら登ると、道端にはタマバシロヨメナが咲き、それを撮影していると反対側に咲いているアザミが目に入った。
     初めナンブアザミかと思ったが、花は下向きに咲いていて、少し違うかなと思いつつ撮影した。
     帰って調べると、国立科学博物館の門田先生が発表された「日本のアザミ」に、新潟県に分布し、葉は茎の中部に集まり、中型の頭花を下向きに咲かせる「カクダアザミ(新称)」というのが載せられていて、これによく似ていたので多分この花だろうと判断した。

    同じ科の仲間の花
総苞

葉