キリガミネアキノキリンソウ(霧ケ峰秋の麒麟草)Solidago virgaurea subsp. leiocarpa f. paludosa |
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草丈20〜60cmの多年草。 ミヤマアキノキリンソウの品種とされ、葉が線状披針形で節間が短くなく、高山の湿地に生えることが特徴である。 本州(中北部) 高山の湿地 2004年7月18日 長野県霧ケ峰 下・花 同 上 7月中旬の霧ヶ峰は、ニッコウキスゲ目当ての客で大混雑だ。道路は大渋滞で車は動かないし、群生地ででは人の多さと、監視員のうるさいくらいの注意で、ゆっくり三脚を構えることもままならない。 しかし、すこし外れて草原内の歩道に入ると、観光客の数もぐっと少なくなり、落ち着いて観察ができる。そんな草原の所々にある高層湿原の水の流入口でこの花に出会った。 ミヤマアキノキリンソウの品種とされ、母種に比べ葉が細いなどの特徴があるが、一番の違いは生えている場所である。ミヤマアキノキリンソウがやや乾いた草原などに生えるのに対し、この花は高層湿原の中に生える。花期も7月と1月以上早いのが特徴である。 同じ科の仲間の花 |