キリギシアズマギク(崕東菊)Erigeron thunbergii subsp. glabratus f. kirigishiensis |
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草丈10〜20cmの多年草。 ミヤマアズマギクの品種で、北海道の崕山の石灰岩地に生え、葉が細長く、縁に毛があるのが特徴である。 北海道(崕山固有) 石灰岩の礫地 1997年6月15日 北海道崕山 下 同 上 キリギシ(崕)の名を架すこの花、今は入山が制限されている山であるが、運よく規制がされる前2回ほど登る機会があった。 当時は沢を詰めるのが登山道で、登山者に会うことも少なく、つきまとうブヨの大群を振り払いながらの山行だった。 しかし、そのおかげで、今ではほとんど目にすることの難しいこの山の名花のいくつかに出会うことができた。 この花、当時はミヤマアズマギクとされていたため、2度目に訪れた際やっと撮影した。 ミヤマアズマギクをどこまで細分化するのがいいのかよくわからないが、ユウバリアズマギク同様、石灰岩地の崕山産も別品種扱いしている図鑑の記述に従った。 同じ科の仲間の花 |