コバナガンクビソウ(小花雁首草)

Carpesium faberi


コバナガンクビソウ1

  • 科名・属名 : キク科 ガンクビソウ属

  • 特徴 :
     草丈50〜70cmの多年草。
     茎は直立し、上部で枝を分け、紫褐色を帯びることが多く、軟毛がある。
     根出葉は花時にはなく、葉身は卵状長楕円状披針形〜披針形、長さ10〜14cm、幅2.5〜4.5cm。先は鋭尖頭、基部はくさび形で全縁。下部の葉には長い葉柄がある。
     頭花は枝先に点頭し、総苞は鐘球形、長さ約4mm、径4〜5mm。花冠は汚黄色、総苞片は4列、覆瓦状に並び、外片は短い。総苞の基部に頭花より長い苞葉がある。
     痩果は長さ約2.5mm。
     別名 バンジンガンクビソウ

  • 分布・生育地 :
     本州(近畿地方以西)〜九州 (国外:台湾、中国)
     山地林下

  • 花期 :   8〜10月

  • 撮影月日・場所 :
     2015年8月30日  広島県広島市
     中 2015年9月25日  徳島県那賀郡
     (上、中は拡大写真あり、写真をクリック)
     下左・花 2015年8月30日  広島県広島市
     下右・葉    同  上

  • 撮影記 :
     探していたのになかなか出会えなかった花、1度出会うとその後簡単に出会えることがよくある。
     この花も九州で探した時は見つけられなかったが、広島で初めて出会えると1月もしないうちに四国でも出会った。
     和名のように頭花が小さく、同じ仲間のガンクビソウの頭花と比べると一回り小さい。
     そのうえ、同じように頭花の小さいヒメガンクビソウに比べると、草丈はそれなり高いので、花は一層小さく見える。

  • 葉

    同じ科の仲間の花
コバナガンクビソウ2

花