- 科名・属名
: キク科 キク属
- 特徴
: 草丈10〜50cmの多年草。茎は叢生し、上部は時に紫色を帯び、軟毛がある。
葉は下部のものは長い柄があり、広卵形で長さ2〜4cm。先は羽状に5浅裂〜中裂し、裂片はやや尖る。質は多肉質で、裏面はほとんど無毛。基部はくさび形になり、葉柄に流れる。
頭花は枝の先に単生し、白色で径4〜5cm。総苞外片は線形で中片と同長、内片は短い。
- 分布・生育地
: 北海道〜本州(茨城県)の太平洋側 海岸の岩上
- 花期
: 9〜10月
- 撮影場所・月日
: 1991年9月23日 北海道様似郡 右・花 1984年11月4日 茨城県高萩市 右は拡大写真あり(写真をクリック)
- 撮影記
:
初めてこの花に出会ったのは、野の花が少なくなる晩秋、茨城県の海岸だった。ここはこの花の南限とされていて、大きなハマギクに対し草丈も花も小さく、名前の通りだなと納得した。
ところが、北海道の様似の海岸(ここはハマギクの分布はない)で出会ったこの花は、コハマというイメージではなく、びっくりするほど大きな花をつけていた。
北海道には花の大きいチシマコハマギクという仲間が知られているが分布地域が限られ、そこで見たのは間違いなくこの花だと思うが、その違いにびっくりした。
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