ミヤマサワアザミ(深山沢薊)Cirsium kamtschaticum var. alpinum |
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草丈25〜50cmの多年草。 広義のチシマアザミと同一種とする考え方もあるが、エゾノサワアザミの高山型とした。 母種に比べ草丈が低く、葉は下部に集まってつく傾向にあり、羽状中〜深裂する茎葉の裂片の幅も母種より広い。 頭花は1〜2個と少なく横〜下向きに咲き、紅紫色で径約4cm。総苞片は7列でクモ毛が多く、斜開または内片が湾曲し、外片と内片は同長。 北海道 亜高山〜高山帯の湿った草地 1992年8月25日 北海道大雪山 下・花 同 上 何度か訪れていた大雪山であるが、この日の山上は5m先も見えないようなガス、これまで出会ったことのないほどの濃いガスだった。 登山客も少なく、山小屋で熊の出没状況を目にした後は、黒い影が突然ガスの中から現れると、熊ではないかと一瞬身構えるほどだった。 それでもこの花を目的に登ってきただけに、花を見つけると熊のことはすっかり忘れて撮影に没頭した。 同じ科の仲間の花 |