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- 科名・属名 : キク科 アザミ属
- 特徴 :
草丈70〜250cmの多年草。
茎は直立〜斜上し、単純か中部でからよく分枝する。
根出葉は花時には枯れ、茎葉は広卵形〜狭卵形時に広楕円形、羽状に中裂し、裂片は5〜7対、長さ14〜30cm。質は草質。
頭花は単生または数個が疎らな総状花序につき、長い柄の先に点頭し下向きに咲く。花冠は長さ13〜16mm、淡紅紫色、狭筒部は広筒部より少し長いか同長。
総苞は鐘形、径8〜12mm、淡紫褐色でクモ毛があり、多少粘る。総苞片は5〜6列、斜上するか稀に反曲し、総苞外片は卵形、内片の半長。腺体は披針形〜線形。
痩果は長さ約4mm、暗褐色。冠毛は長さ10〜13mm。
- 分布・生育地 :
本州(東北地方南部〜関東地方北部) (国外:日本固有) 高山〜亜高山の草原や林縁
- 花期 : 8〜9月
- 撮影月日・場所 :
上・全体 2005年8月14日 群馬県尾瀬 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 下・総苞 同 上
- 撮影記 :
最初、このアザミはアイズヒメアザミと教えられ長い間そうだと信じていた。
ところが、これがアイズヒメアザミだという花を撮影し、それでは尾瀬で撮影したこのアザミはと調べると本種だった。
図鑑によると、那須連峰、尾瀬周辺、谷川連峰に分布している種のようで、中部地方から北陸、近畿地方北東部にあるノリクラアザミと近縁のようだ。
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