オンガタヒゴタイ(恩方平江帯)Saussurea x satowii |
|
草丈40〜60cmの多年草。 タカオヒゴタイとセイタカトウヒレンの雑種で、茎にはセイタカトウヒレンのように翼があり、葉はタカオヒゴタイのように湾入する。 本州(関東地方西部、山梨県) 山地の林下、草地 2000年9月9日 山梨県大月市 中・総苞、下・葉 同 上 タカオヒゴタイとセイタカトウヒレンの雑種と言われ、葉はタカオのようにバイオリン形に中央部がくびれ、茎にはセイタカのようにはっきりした翼があるなど両者の中間の形態を示している。 オンガタ(恩方)は高尾山の北にある地名で、片親のタカオ(高尾)とともに東京都の地名がつく、東京都のご当地産品?である。 高尾山やそれに続く陣馬山系は、昔からよく調査されていたため、ここで見つけられて地名を冠した植物が多い。しかし、種類は多いもののそれぞれの個体数は少ないようで、現在では目にするのは容易ではない。 この花も両者が混生していた山梨県のある林縁で撮影した。親となる両種は沢山見られるものの、その子供?となる雑種は滅多に見つからない。 同じ科の仲間の花 |
|