リュウノウイワインチン(竜脳岩茵陳)C. todaiense |
|
草丈30〜70cmの多年草。 イワインチンとリュウノウギクの雑種で、学名にもあるように長野県南部の戸台で見つけられた。 葉はリュウノウギクに似るが、より深裂して裂片は狭く、イワインチンとの中間くらい。裏面は毛があって白い。 頭花は散房状にやや密につき、舌状花は白色、径1cm程度。 本州(長野県) 山地の岩場 1995年10月1日 長野県南佐久郡 下 同 上 切り立った崖の上、恐る恐る身を乗り出しイワインチンを撮影し終える。ほっと一息ついた足元に小さな白い舌状花をつけたこの花が咲いていた。 リュウノウギクとイワインチンの雑種だと同行の花仲間が教えてくれる。 リュウノウギクは広く見られるものの、イワインチンの分布域は狭い。その上両者の雑種となったら、その確率はかなり低いものになるだろう。珍しい花との出会いに感謝しながら撮影した。 同じ科の仲間の花 |