サガミギク(相模菊)

Aster ageratoides var. harae


サガミギク

  • 科名・属名
  • : キク科 シオン属

  • 特徴

  •  草丈50〜70cmの多年草。
     茎は斜上または垂れ下がり、紫色を帯び、まばらに短毛があるか無毛。
     葉はやや平均的に付き、線状披針形〜披針形。先は長鋭尖頭で、質はやや硬い。
     頭花はやや疎らに5〜7個つき、舌状花は淡紫色〜白色。総苞片は先端が紫褐色。

  • 分布・生育地

  •  本州(関東地方南西部)
     山地の岩場、林下

  • 花期
  • : 9〜11月

  • 撮影月日・場所

  •  2010年9月18日 神奈川県箱根
     下・葉  同 上

  • 撮影記

  •  神奈川県、東京都、茨城県など、関東地方の南西部に分布し、シロヨメナの変種とされている。
     箱根にあるその山は、トウヒレンの仲間に加え、この花やキントキシロヨメナの分布があり、ある秋の日出かけてみた。
     山道を登っていくとシロヨメナの仲間が出てくるが、事前に違いをチェックしてきたにもかかわらず、なかなか判断しきれない。
     「神奈川県植物誌」によれば、茎は紫色を帯び、葉は平均的につき、花の数は5〜7個、花序全体の長さが茎の長さの1/3以上とされている。それを頼りに判断したが、これもキントキかもしれない。

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葉