タイワンハチジョウナ(台湾八丈菜)

Sonchus arvensis


タイワンハチジョウナ

  • 科名・属名 : キク科 ノゲシ属
     注.APG分類では、学名(S. wightianus)

  • 特徴 :
     草丈60〜120cmの多年草。
     茎は直立して先で分枝し、無毛。
     葉は下部につき、披針形で全縁または羽裂する。縁には刺状の細かい鋸歯があり、基部は茎を抱く。
     花は茎頂に数個〜多数、散房状につき、黄色で径2〜2.5cm。総苞は多数列あり、瓦重ね状、外側のものほど短い。総苞や花柄には腺毛を密生する。
     果実(痩果)は卵形〜長楕円形で多少扁平、両端がわずかに細く、無毛。冠毛は白くて細く、基部が環状に合生し、果実から離れやすい。

  • 分布・生育地 :
     沖縄 (国外:中国、台湾、アジアの亜熱帯域)
     道端、荒地

  • 花期 :   ほぼ1年中

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体1 2006年4月15日  沖縄県国頭郡
     (上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中上・花 2015年3月26日    同  上
     中下・総苞 2018年12月3日    同  上
     下左・冠毛 2016年5月13日    同  上
     下右・葉 2005年4月24日  沖縄県与那国島

  • 撮影記 :
     与那国島の道端でヒョロヒョロと背の高いノゲシの仲間を見かけた。1m近くある花茎の先にノゲシのような花がつき、下のほうに細長い葉がまとまってついていた。
     この島にはハチジョウナが分布しない代わりにこの花があると知っていたのですぐにわかったが、生えている場所も咲き方も今一つ、記録的に撮影しただけだった。
     帰化植物と思って真面目に撮影しなかったが、その後そうでないとわかり、沖縄島の道端でやっとまともに撮影した。

  • 葉

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花

総苞

冠毛