タカサゴコウゾリナ(高砂髪剃菜)Blumea hieraciifolia |
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草丈30〜70cmの1年草。 茎は普通直立し、全体に銀灰色の柔らかい毛を密生する。 根出葉は互生し、普通花時には枯れ、長楕円形で長さ9〜15cm、幅3〜5cm。先は円頭で縁には細かい鋸歯があり、短い葉柄がある。両面に銀灰色の毛を密生する。茎葉は上にいくに従い小さくなり無柄。 花は茎の先に密集してつき、鐘形で花は黄色、総苞の外片はやや紫色を帯び、長さ約1cm。両性花と雌花がある。 別名 タイワンジオウギク 九州(宝島)、沖縄(沖縄、石垣、西表、与那国島) 日当たりのいい草地 2007年3月20日 沖縄県石垣島 花・葉 同 上 八重山諸島には○○コウゾリナというツルハグマ属の花が何種かあるが、ヤエヤマコウゾリナやサケバコウゾリナが多く、この花を探していたがなかなか出会えなかった。 なかにはこれはと思うような花にも出会ったが、「琉球植物誌」にある全体銀灰色の柔毛という記述に合わず、判断しかねていた。 ある年の春、ほとんど見るべき花もなく、いつも昼飯を食べる見晴らしのいい草地に入ると、目の前にこの花が咲いていた。 全体が銀色の毛に覆われ、台湾名「毛将軍」のイメージ通り、タカサゴコウゾリナだとすぐにわかった。 今回この花はすっかり頭になかっただけに、それまでの憂鬱な気分が吹っ飛んだ。これだから南の島行きは止められない。 同じ科の仲間の花 |
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