タマブキ(珠蕗)

Cacalia farfaraefolia var. bulbifera


タマブキ

  • 科名・属名
  • : キク科 コウモリソウ属

  • 特徴

  •  草丈50〜140cmの多年草。
     ウスゲタマブキ亜種で、葉は三角状心形、葉腋にむかごができるなどよく似ている。
     違いは、ウスゲタマブキの葉裏にあるくも毛が薄いのに対し、本種では密にくも毛があること。

  • 分布・生育地

  •  本州(関東地方以北)〜北海道
     山地の林下

  • 花期
  • :  8〜10月

  • 撮影月日・場所

  •  1997年10月11日  茨城県北茨城市
     中上 2014年10月30日  茨城県常陸太田市
     中下・花以下全て    同  上

  • 撮影記

  •  茨城県も北部あたりまで出かけると、東北地方に分布しここが南限となっている種がいくつか見られ、関東地方の花とは少し趣が異なる。
     目的はオヤリハグマとその雑種で、探しながら山道を走っていると、林下の所々でちょうど満開の花に出会えた。
     車を降り撮影していると、近くにウスゲタマブキによく似た花が咲いていた。
     事前の調べで、このあたりは関東地方以北に分布する本種で、葉裏のくも毛が密にあるあるのが違いと知っていたが、目的外であったこともあり、肝心の葉裏の毛の様子を撮影し損ねてしまった。

    葉

    同じ科の仲間の花
タマブキ2

花

ムカゴ