トサトウヒレン(土佐唐飛廉)

Saussurea nipponica subsp. nipponica var. yoshinagae


トサトウヒレン1

  • 科名・属名
  • : キク科 トウヒレン属

  • 特徴

  •  草丈50〜90cmの多年草。
     根出葉は花時にも残り、長楕円形で長さ12〜18cm。縁は不規則に湾入する。
     頭花は散房状につき、紅紫色で径1.2〜1.5cm。総苞はやや小さく、総苞片は先が直立する。

  • 分布・生育地

  •  四国(高知県)  蛇紋岩地

  • 花期
  • : 9〜10月

  • 撮影月日・場所

  •  1989年10月22日  高知県高知市
     中 2013年10月20日    同  上
     下左・花、下右・葉    同  上

  • 撮影記

  •  コオロギラン撮影の際知り合った高知のTさんを頼りに、蛇紋岩地帯の秋の花を撮影に出かけた。
     蛇紋岩はマグネシューム(Mg)分を多く含み、それが植物の水分吸収を妨げるため育ちにくく、草本も特殊な土壌に適応した固有種が多い。今回目的としていたヤナギノギクもその一つだ。
     その時は全草1カットしか撮影していなかったが、2013年、久し振りに出合い、今度は総苞や葉もしっかり撮影した。

    葉1

    葉2

    同じ科の仲間の花
トサトウヒレン2

総苞