ワカサハマギク(若狭浜菊)

Chrysanthemum makinoi var. wakasaense


ワカサハマギク

  • 科名・属名
  • : キク科 キク属

  • 特徴

  •  草丈50〜100cmの多年草。
     葉は卵形〜広卵形で、長さ5〜10cm、幅2.5〜5.5cm。3中裂〜浅裂し、表面は緑色で、裏面は灰白色。
     頭花は枝の先に単生し、白色で径2.5〜6cm。
     リュウノウギクに似ているが、染色体数が2倍の2n=36のため、全体に大きく葉も、花も大きい。

  • 分布・生育地

  •  本州(福井〜鳥取県の日本海側、滋賀県)
     海岸

  • 花期
  • : 10〜11月

  • 撮影月日・場所

  •  2004年11月7日 福井県小浜市
     下  同 上

  • 撮影記

  •  晩秋の福井県にユキミバナを見に行った時、この時期なら海岸にこの花が咲いているはずと思った。
     ただ、このあたりは公共交通の便は悪い。海岸までの足がない。5〜6kmならと歩くことにした。
     海岸にたどり着くと、崖の岩場に咲く白い菊が目に入った。遠目にも花の大きいことがわかる。リュウノウギクに似ているが、草丈も花も全体に大きい。
     この日は天気も穏やかで静かな海岸だったが、もうすぐ厳しい季節が待ち構えている。

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