ヤクシマノギク(屋久島野菊) |
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草丈60〜100cmの多年草。 茎は太くてがっしりし、毛は少ない。 葉は対生し、根生葉は花時には枯れ、茎葉は長楕円状披針形で、長さ10〜13cm。鋭尖頭で基部はくさび形、縁には大きく鋭い鋸歯があり、質は厚く、やや光沢がある。 頭花は多数つき、淡紫色で径2〜2.5cm。総苞片は卵形で鋭頭、3〜4列でうろこ状になる。 九州(屋久島固有) 渓流近くの林縁 2007年12月3日 鹿児島県屋久島 中、下左・花、下右・葉 同 上 ヤマハンショウヅルを撮影に出かけた屋久島。二十年以上前の情報にもかかわらず花に出会え、もう一つに目的であるトカラノギクも見つけ、落ち着いた気分で翌日を迎えた。 帰りの飛行機の時間まで余裕がある。少し違う場所でも調べてみようかと入った谷、シダを見ながら流れの縁まで下りていくと、淡青紫色の野菊が咲いているのが目に入った。 以前あったという場所は道路の拡張で削られ、どこかにないものかと探していたのだ。こんな場所で、しかも初冬という季節にこの花に出会えるとは。 がっしりとした株に光沢のある葉が込み合ってついている。間違いなくこの花だ。辺りにはすでに咲き終わった株もあったので、株により花期は相当ズレがあるようだ。 目的の花に加え予想外の花にも出会える120点の日が1年に1度くらいある。そんな日は何ともいえず幸せな気分に浸れる。 同じ科の仲間の花 |
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