ヤナギアザミ(柳薊)

Cirsium lineare


ヤナギアザミ

  • 科名・属名
  • : キク科 アザミ属

  • 特徴

  •  草丈約1mの多年草。
     茎は直立する。
     根出葉は花時には枯れ、茎葉は線形で長さ6唐0cm、幅0.5〜1cm。縁には細かい刺状の鋸歯があってざらつく。
     頭花は少なく枝先に単生して上向きに咲き、紅紫色で径2cm弱。総苞は幅1.2〜1.8cm、総苞片は線形で煉瓦状に並ぶ。内片の先は紅紫色。

  • 分布・生育地

  •  本州(山口県)、四国、九州
     山地の乾いた所、林縁

  • 花期
  • : 9〜10月

  • 撮影月日・場所

  •  2007年10月7日 福岡県北九州市
     中・花、下・葉   同 上

  • 撮影記

  •  アザミ類は似たものが多く区別が難しいが、この花は葉が細く線形なので間違えることはない。
     秋に訪れた北九州市の平尾台、草原の所々に石灰岩が目立つカルスト台地は、やや秋色に色づき初めている。
     草原の中の道をたどると、ヒメアザミやこの花などのアザミが点々と咲いていた。
     目的としていたヒメヒゴタイは外れ年らしく、思ったほど咲いていなかった。

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花

葉