ヤナギニガナ(柳苦菜)

Ixeris laevigata


ヤナギニガナ

  • 科名・属名 : キク科 ニガナ属
     注.APG分類では、ニガナ属の学名は(Ixeridium)

  • 特徴 :
     草丈12〜45cmの多年草。
     根出葉は花時でもロゼット状に残り、葉身は披針形〜線状披針形、長さ5〜20cm、幅0.8〜5cm。先も基部も尖り、縁には低い鋸歯があるか羽状浅裂し、質は厚い。茎葉は1〜3個で、根葉より短い。
     頭花は散房状に多数つき、黄色で、径1.2〜1.5cm。1個の頭花は10〜11個の小花からなる。総苞は長さ5〜6mm。
     果実(痩果)は長さ3〜3.5mm、約1mmの嘴がある。冠毛は白色、長さ3〜3.5mm。

  • 分布・生育地 :
     九州(南部)、沖縄 (国外:ベトナム、フィリピン、インドネシア、ニューギニア)
     山地の渓流沿いの岩上

  • 花期 :   4〜8月(沖縄ではほぼ1年中)

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体 2007年12月8日 沖縄県国頭郡
     (上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中・花、右下・葉    同  上
     左下・総苞 2017年3月16日    同  上2

  • 撮影記 :
     冬で減水しているとはいえ、一年中暖かい沖縄の沢はコケでツルツルだ。滑らないように慎重に遡行する。
     足元ばかり気になってあたりを見回す余裕はないが、咲き始めのナガバハグマが点々と見られる。
     急な流れの向こうに黄色の花が見えた。リュウキュウツワブキにしては花が小さい。増水したら水面下に没する沢の中の岩場、慎重に近づいてみると、わずかな窪みに渓流型といわれる細く、特徴である質の厚い葉をつけたこの花が咲いていた。
     九州南部にも隔離分布しているが、宮崎県でみた株とは大分雰囲気が異なっていた。
     沖縄では時に道路際の法面などに逸出(?)している株を見ることもあるが、渓流型の植物は本来の自生環境で見るのがふさわしい。

  • 根出葉

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花

総苞